ORCAⅡ デジタルCCDカメラ

C11090-22B

ORCAⅡは、BT-CCD(背面照射型CCD)を搭載した冷却デジタルCCD カメラです。背面照射型CCD の採用により、紫外から近赤外まで幅広い波長の撮像が可能です。素子をペルチェ冷却することにより、暗電流を抑え画質を向上させるとともに、長時間露光を可能としています。フレームトランスファ型CCD の採用により、メカニカルシャッタが不要で、耐久性に優れています。

特長

  • 高解像度(1024画素×1024画素)
  • 紫外から近赤外まで高量子効率
  • 長時間露光 (最大2時間)
  • 低読み出しノイズ(6 electrons rms typ.)

用途

  • 蛍光イメージング
  • X線シンチレータ読み出し
  • X線回折像の読み出し
  • 中性子イメージング
  • 太陽電池の検査
  • 天文

仕様

型名 C11090-22B
カメラヘッドタイプ 真空ハーメチックシールドヘッド *1
撮像素子 フレームトランスファCCD
有効画素数 1024(H)×1024(V)
画素サイズ 13 μm(H)×13 μm(V)
有効素子サイズ 13.3 mm(H)×13.3 mm(V)
飽和電荷量 80 000 electrons(typ.)
読み出し速度 3.15 frames/s
読み出しノイズ 6 electrons rms(typ.) *4
ピクセルクロックレート 高精度読み出し:0.3125 MHz/pixel
高速読み出し:5 MHz/pixel
露光時間 内部同期モード:高精度読み出しモード 3.53 s~7200 s *6 *7
内部同期モード:高速読み出しモード 307 ms~7200 s *6
外部同期モード:高精度読み出しモード 400 ms~7200 s *6
外部同期モード:高速読み出しモード 20 ms~7200 s *6
冷却方式 強制空冷
水冷
冷却温度 強制空冷:-65 ℃(周囲温度:0 ℃~+30 ℃) *2
水冷:-75 ℃(水温:+20 ℃) *2 *3
暗電流 空冷(-65 ℃):0.0065 electron/pixel/s(typ.)
水冷(-75 ℃):0.0012 electron/pixel/s(typ.)
ダイナミックレンジ 13 333:1 *5
サブアレイ読み出し 可能
ビニング読み出し 2×2、4×4、8×8
外部トリガモード エッジトリガ、レベルトリガ、スタートトリガ、読み出し同期トリガ *8
トリガ出力 プログラミングタイミング出力×3系統、露光タイミング出力、トリガレディ出力 *8
インターフェース IEEE 1394b-2002
A/Dコンバータ 16 bit
レンズマウント Cマウント
電源 AC 100 V~240 V、50 Hz / 60 Hz
消費電力 約120 VA
動作周囲温度 0 ℃~+40 ℃
性能保証温度 0 ℃~+30 ℃
保存周囲温度 -10 ℃~+50 ℃
動作周囲湿度 30 % ~ 70 % 強制空冷時 (結露しないこと)
*1 真空ハーメチックシール空冷/水冷ヘッドは、再排気を必要とせず、10-8 Torrの高真空度を維持します。
*2 冷却温度は、設置条件により到達しないことがあります。
*3 水量0.5 リットル/分の場合の値です。
*4 高精度読み出しモード時の値です。
*5 飽和電荷量と読み出しノイズから求めた値です。
*6 CCDの動作原理上、露光時間が短くなるとスミアが目立つことがあります。
*7 DCAM-API使用時の値は、400 ms~7200 sです。
*8 C-MOS 3.3 V 極性切り替え可能です。

分光感度特性

外形寸法図

関連資料

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